バネ指

手の指を写真①のように曲げたとき「パキッ」と音がする方がいます。これは手の使い過ぎまで親指が鳴る場合は「強硬母指」、他の指は「弾発指」と呼ばれます。重症な場合は曲げたとき「パキッ」と鳴り、元に戻せなくなります。バネ指は写真②のMP関節の下にコリ（筋硬結）があり、これが曲げたときに骨と骨に挟まって音がします。「パキッ」と軽い音の場合は写真②のポイントを押し続ければ改善しますが、「パキッ」と鳴って元に戻らないケースは写真②のポイントを肘で「ゴリゴリ」と削ります。その後に写真③の指の筋肉を緩めていきますが、重傷な場合はコリが石灰化沈着して完全に消せないこともあり、音が残る場合もあります。しかし指の曲げ伸ばしはできます。 ○ 音はしないが引っかかる場合―1回20分で改善できます。 ○ 軽く「パキッ」と音がして引っかかる場合―1回20分を3回で改善します。 ○ 「パキッ」音はするが、曲げ伸ばしはできる場合―1回20分を5～6回で改善します。 ○ 「パキッ」と音がして、戻らない場合―1回20分を10回で改善します。 ※最後のケースの場合は、軽い音と曲げ伸ばしの際の引っ掛かりが残る場合があります。